東京都生まれ。『熊本くんの本棚』で第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門大賞を受賞。著書に『熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス』(KAD…
悪魔の気紛れが気象的にも精神的にも嵐を起こし少年を弄ぶ。 彼女の淡く薄い、それでいてどこまでも沈んでいきそうな印象はまさにぬばたまの闇だろう。読みながらびょうびょうとうなる風を感じ、読み終えると…続きを読む
「僕」は堤防にたたずむひとりの奇麗な女の人を見掛けた。彼女の白肌はしっとりと潮にしめり、服までもがぐっしょりと濡れていた。こんなところでなにを、と訊ねた「僕」に彼女は「約束をしたの」といった。そう…続きを読む
犬を散歩させていた高校生男子が、消波ブロックの上にたたずむひとりの女性と出会う。彼女のことが頭から離れず、少年は台風の中、もう一度海に向かって走り出す…。不思議な女性と思春期少年の心理に、波の…続きを読む
この海辺の女性、怖いですね。主人公をどうしたかったのでしょうか。もしかしたら、ただ寂しかったのか。描写されている光景も心理的なものもとても洗練されていると思います。そして、ビジュアル…続きを読む
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