仕事小説を読みたい方、特に役人と音楽とそして、ある秘密を知りたい方に

流刑地と呼ばれる星音堂へ配属された新入社員、熊谷蒼。
市役所に就職したはずが、外れの音楽ホールでの勤務になってしまった。ここはもう本庁には戻れない流刑地だという。

がっかりする蒼だったが、でも、その職場、私からみればとっても素敵な職場なんです。

一癖も二癖もある職員がいて、なんやかんやと事件が。

それぞれが、それぞれの人生を抱えており、笑ったり悩んだりという市井の生活が丁寧に描写されています。

星音堂に慣れてきた頃、音楽家への道を閉ざした関口といういけ好かない男との関係が変化、ふたりはお互い最高の理解者へと発展していきます。


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