概要
言葉にできなくても心はきっと伝わる
【カクヨムコン短編 応募作】高校2年の相沢凪は同じクラスの朝川陽菜に恋をする。
想いを伝えようにも凪は言葉ではうまく伝えられない。そこで得意のギターを使ってラブソングを作ることにした。彼の心のすべてを込めて。
想いを伝えようにも凪は言葉ではうまく伝えられない。そこで得意のギターを使ってラブソングを作ることにした。彼の心のすべてを込めて。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!口で言うよりも、手紙を書くよりも、きっとこれが一番彼らしい
口下手な主人公が想いを伝えるために、ギターを使ってラブソングを作る――たったそれだけのお話。
現実的に考えると、ラブソングを好きな相手に贈るというのは中々ハードルが高いかもしれません。
けれど主人公にはこの手段が一番でした。それはこの物語を読むと自然とそう感じられます。説明的な文章ではなく、主人公の奥手でどこかうじうじとした性格が伝わってくる地の文が知らないうちにそう思わせてくれるのでしょう。
だから彼が告白の方法としてその手段を選ぶことも、そして実際に告白する場面も、読みながら「彼らしい」と感じさせられます。
主人公に共感するというよりは、距離の近い友人の恋模様を見守っている気分にな…続きを読む