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概要
5,700文字と少女(12)と竹箒(??)
八幡(やはた)ミキの実家は神社である。だが、神社育ちであろうとも、ミキにとって未だかつて見たことのない神様の存在は、およそ信じるに値しない。それは古い道具に宿るとされる付喪神(つくもがみ)にしても同様だった。
だからミキは、神社の境内を掃除するべく兄に押しつけられた竹箒をなんとも思わず、あろうことか、掃除をさぼりたいがためにそれを藪へと捨ててしまう。ミキからすれば、一刻も早く日課のランニングを行うことのほうが大切だったからだ。
――当然、罰が当たるだろう。たとえ目に見えずとも、付喪神はどんなものにも潜在しうるのだから。
だからミキは、神社の境内を掃除するべく兄に押しつけられた竹箒をなんとも思わず、あろうことか、掃除をさぼりたいがためにそれを藪へと捨ててしまう。ミキからすれば、一刻も早く日課のランニングを行うことのほうが大切だったからだ。
――当然、罰が当たるだろう。たとえ目に見えずとも、付喪神はどんなものにも潜在しうるのだから。
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