第14話:新しい日常への応援コメント
おおっと、狗狼のこの反応は、いったいどういう種類の感情??
なんとなく、「娘が初めて作った料理を食べたお父さん」みたいな様子にも思えますね。
何にしても菫がちょっと元気になったようで、よかったです。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
今話のラストで雲が笑い転げておりますけれども。そこから判断するに、菫の料理は「まずかった」ようです。
火加減が強く焼きすぎでカチカチの焼き鳥。お餅のごとく粘り気たっぷりに溶けた芋粥は何の味だか分からない物体。という。
元気そう、には見えますね。余計なことを考えないよう、一心不乱という感じです。
このまま本当に元気になってくれれば良いのですが。
第13話:何者になるかへの応援コメント
例え嫌な出来事や恐怖感があったとしても、記憶を丸ごと失ってしまうのはもっと恐ろしい気がします。自分ではなくなってしまいそう。
ところで、冒頭で山の案内をした時から、生贄にされた時は、どのくらいの時間が開いているんでしょう?直後のことだったのかしら?
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
狗狼の言った、記憶を消した後の菫が何者かとは、まさに仰る通りの意味です。
山の案内から贄にされるまでの時間経過、ですか。
ギクリ。
畑に大根を抜きに行って、進ノ助と話したのが案内の四日後です。その日、雪が降りましたね。
菫が贄にされたのはそれからとても近い日のこと。とだけ、今は答えさせてください。
第12話:狗狼の勧めへの応援コメント
狗狼も雲さんもそばにいると安心感があるし、賑やかな行列も遠目に見物できたけど。
心がついて行けていない上に、ショックな出来事がやはり深く傷になっていて、身体に響いていましたね……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
こんな状態じゃ、先のことなんて考えられませんよね。。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
菫の傷は、かなり奥深いもののようですね。
先のことを考えろと言う狗狼は、どう受け止めたんでしょう。
次回、第一幕の終わりです。
第11話:不明と明白への応援コメント
母親の存在や、母親から愛情を受けたこと、そして山に住む狼たちに愛にも近い敬意を持って過ごしていたこと……を、忘れてしまっている。
雲さんは優しくて甘えたくなってしまいますが、これまで持っていたものを丸ごと忘れて新しいものばかりに心を寄せてしまうのは、何だか哀しいですね。
失くしてしまったのは、菫という人の根幹を形作る大事な部分だったように思います。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
菫にとって根幹とも言えるほど大事な二つを忘れてしまった。まさに、です。生け贄となった上に、拠り所をも見失ってしまったわけですね。
これが物語にどう関わってくるのか。間もなくの第二幕で、段々と明らかになっていきます。
第10話:知らないものへの応援コメント
菫さん、どうしたの? お母さんのことだよ。何か問題があるのかな。それとも、一つずつ忘れて行くものなのかな? 辛くなるよね。櫛は誰かの忘れ形見か贈り物かも知れないね。次回も楽しみにしています。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
母親の蕗さんのことを完全に忘れているようです。
なぜそうなったのか、櫛はなんなのか。このお話の鍵なので、追々わかっていきます。
第10話:知らないものへの応援コメント
雲さんの心遣いとか、この部屋で菫が過ごす様子など、いろんなことがすっと頭に入ってくる描写とやりとりで、読んでいて気持ち良いです。
母親のことが思い出せない……これが何を意味するのか。なぜか持っていた櫛は何なのか。
続きが気になります!
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
描写を褒めていただけるとは(*°∀°)=3
嬉しくて小躍りしてしまいました。
お母さん(蕗さん)の存在を、忘れてしまっているようですね。はたしてそれだけなんでしょうか?
続きも楽しんでいただけるよう、がんばります。
第9話:過去の者たちへの応援コメント
>「狗狼、ありがとう」
上の言葉の所ですが、顔貌は感謝の様子と言うよりも気持ちが鈍い感じに捉えられるのですが。作者様は、上手くタメの記号として、「――」などを用いますが、今回は少々ですが、菫さんの内の言葉を表すのに使われていらっしゃるのでしょうか。
そして、帰れないことを知った菫さん。今思えば、あの名乗らぬ者のことなど忘れているのでしょうか。それは、長く暮らした東谷のこと、それが、胸を占めているのは、当たり前ですよね。直ぐに彼女の命運は決まらないのですね。雲さんは、包容力がはっきりと分かりますね。狗狼は、決して冷たくない。事実を淡々と生きているように感じます。生きていると言うのも難しい表現ですが、在ると言うべきでしょうか。いえ、生きています。次回も楽しみです。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
菫は自分の価値を見失っています。大切なもの、そうでないもの。価値観が根底からひっくり返されたので。
その心持ちからの「ありがとう」なので、仰るように感情は篭もっていませんね。
いつからだったか、地の文の「――」は主観キャラの心情表現に使っています。
椿彦のことが出てきませんね。実は他にも居ますが。
椿彦に関しては、たった一日のことなので。まだまだショックのほうが大きいのかもとか言っておきます。
狗狼と雲は長く生きているので、自分をしっかりと持っていますね。神さまと言えど、かなり人間に近い存在ではありますが。
生きている。在る。
そこのところは、人それぞれ好きな捉え方でいいような気がします。
神道的に言うと御座すであり、簡略して在るが正しいとはなっています。
第9話:過去の者たちへの応援コメント
菫が狗狼に自らを差し出そうとしたのは、自棄もあるかもしれないなと思いました。
故郷の人たちから大事にされていなかった自分なんて、どうなったっていい、みたいな。
一旦生贄として神に捧げられた者が戻ってきたら、村人たちとしても恐ろしいでしょうね。
どうあっても二度と戻れないのは、哀しいです。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
自棄。大事にされていなかった自分。そんな気持ちはきっとあると思います。
村のことも自分のことも、どうでもいいしどうでも良くない。それを決める基準が見えなくなった菫です。
元の場所へ戻った人が残らず死んだというのは、仰る通りの理由です。
最大級の祈りを捧げたはずが山神に断られたどうしよう、と。
菫もそうなると決まったわけではないですが、狗狼は止めていますね。
第8話:生け贄の扱いへの応援コメント
嘘吐き狼とありますが、確かに狗狼は本当のことばかりを言わない大人です。でも、本作では、菫さんの居た東谷の人々の嘘吐き振りが、露呈されていると感じてなりません。人は裏切る。しかし、ここは裏切らない。菫さんがそんな環境に置かれたらいいですね。そして、本当に困っているのは、狗狼の方なのでしょうね。雲さんが仲立ちにあって、二人っきりでいるよりも上手く進んでいると思います。面白い作品ですね。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
そうですね。狗狼は必要に迫られて、言わざるを得ない本音でない発言もしていると思います。
それに、裏切りも嘘だと。その印象は、しばらく抱えていていただくと良いかもしれません。
狗神と生け贄にされた人間の女と、よく分からないもう一人。三人の時間が、しばらく続きますよ。
第8話:生け贄の扱いへの応援コメント
村で何があったのか気になりますね。生贄を捧げてまで願うほどの何かが……?
狗狼は狗狼で、菫への態度を決めかねているのかもしれませんね。
最後にチラッと見えたのが素であれば、意外と可愛らしいヒトなのかも(*´-`)
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
村でなにか、あったのでしょうね。今はまだ、知る術がないようですけれど。
最後辺りの狗狼。それまでとは違う雰囲気ですよね。狗神の使命が、普段の彼を形作っているんでしょうか?
第7話:濃い色を纏うへの応援コメント
おお、生け贄に連れて行かれたときには、どうしようかと思いましたが、雲さんのお陰で、菫さんもきょどきょどしながらでも慣れて行こうと言う形になって来ているのだと思います。菫さんに雲さんが身支度をさせると言うだけで、素敵です。そして、嘘吐きだって、これからどんな面で、菫さんがあっけにとられて行くのでしょうか。何が起こるか分かりませんが。とても絵になる所でした。面白いです。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
すっかり安心という感じでもないですが、とりあえず様子見はしてもよさそうですね。
狗狼とどんな対面になるのか、待て次回なのです。
第7話:濃い色を纏うへの応援コメント
素敵な衣装もご馳走も、なぜこんなにもてなしてもらえるのか、この後に何があるのかと不安がある状態じゃ、心からは楽しめませんよね。
狗狼がどういうつもりでいるのか気になります。
酷い目にあった分、良いことがあってほしいです(><)
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
いわゆる十二単と、この世界では豪華な朝ごはん。仰るように後も先も不安な菫は、戸惑うばかりです。
前回の登場はほとんど顔見せだけでしたが、次回はまともにお話します!
第6話:雪の襲の雲への応援コメント
雲さんも良い人そう。人間かどうかは置いておいて、同性の人が側にいるというのは安心しますよね。
高級なものを汚してしまった動揺や、慣れ親しんだ村の人たちから捨てられてしまったという事実、突然のことばかりで泣きたくなるのも分かります。
どうしてこんなことになっちゃったんでしょうね……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
雲さん、蓮っ葉な感じもありますが優しいですね。
このお話は平安末期から戦国時代くらいの文化を寄せ集めてるんですが、絹の敷物は今の価値で高級車と同じくらいの金額がしたようです。
意図せず、というか意図していないからこそ、突然の出来事に見舞われるとパニックになってしまいますよね。私自身よくテンパってこんな感じになります。
本当に、どうしてこんなことになっちゃったのか。
すぐには分かりませんが、段々と分かっていきます。
第4話:冬の訪れへの応援コメント
菫さんは、やはり椿彦さんにほの字ですね。大根ですが、雪が降るとある地域では、食べない分は雪を被せたまま抜かずに保存します。本作の雪の降り方、綺麗ですね。そして、心情描写としても、菫さんの心を染めたり覆ったりしたようにも感じました。進ノ助は、個人的には今の所、そんなに惚れないなあ。そうそう、教養の高い人々が集っておられますね。名などの呼び方に対して、進ノ助はよく知っているようだし、難しい漢字を用いて名付けを行ったりされたりしているとかからの想像なのですが。
作者からの返信
こゆきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ほの字かは分かりませんが、とても気になっているのはたしかですね。
雪大根や雪下人参ですね。新潟とか福島とかだったでしょうか。菫は余った大根を干すので、全部抜いてしまうようです。
雪とか冬とかは、今作においてかなり重要な舞台装置です。と言っても雪の女王とかが居るわけではないですが。
この場面で進ノ助に惚れたと言われたら、逆に驚きます。まだ精神的に幼い男の子の恋心なのですが、もう少し素直さが欲しいですよね。
教養の高い人々が「集って」は居ません。進ノ助の父親である纏め役が知識人なのです。それに都からの来客も進ノ助の家を訪れます。
進ノ助はそういう方面への耳年増と言いますか、得た知識・語彙を使ってみたくてしょうがないだけだったりします。
第3話:怖れる気持ちへの応援コメント
菫さんが懸念していた、狼が椿彦さんの周りに現れましたが、何と、そのようなラストに繋がったのですね。菫さんが狼と心を交わしたかった声が、今は、椿彦さんとの一つの出来事をこえた感じが、何と、遠吠岩で行われると言う、運命すら感じます。私はあまりヒキとかできていないのですが、この回は、ここで区切るのが、作者様流なのですね。切り難いよね。さて、賢く少々キザな椿彦さんの動向も気になる所です。楽しみにしております。菫さんの活躍、いいよね。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
このようなラストになりました。実は引きでなく、体言止め的な場面転換です。
椿彦の狩りの案内役シーンはこれで終わりなのです。
第3話:怖れる気持ちへの応援コメント
菫の、物事の真意を汲もうとする聡さと、相手が椿彦であっても飾らずに発する物言いが良いですね。
山に棲む狼たちと共生する者ならではの対応方法。争わないという姿勢は、戦を案じる椿彦にとっては鮮烈だったのではないでしょうか。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
たしかに菫は相手の意図を大切にする面があるかなと想います。いつでも誰にでもということもないですが。
椿彦が偉い人物と察していても「普通の話し方で」と言われたので、その通り尊重しているわけですね。
椿彦には絶対に思いつかないし、真似も出来ない方法でしたね。彼の今後に、なにかヒントにでもなればいいんですが。
第2話:快男児への応援コメント
大人っぽい、扱いもスマートな、名を付けてくれと言った謎の身分が高そうな方。キャラが立っていていいですね。キザなところは、また、それが好きな方もおりますし。菫さん、どう? それから、狼の位置付けも成る程と思いました。景色のことですが、私は、夫から美大出てもご飯食べていけないと言われましたよ。世の中そんなものなんですね。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
椿彦、キャラが立っていますか? それなら良かったです。キャラが立っているか否か、作者の目にはどうも分かりにくいので。
狼は狗神の眷属で、この山の守り神ですね。近隣に住む人々にはとても大切な存在のようです。
美大を出てもご飯を食べていけない、とは限りませんが。誰もがそうなれるものでもないですね。SNSやネット販路があるおかげで、随分と広い道になったようには思います。
第11話:不明と明白への応援コメント
菫さんは、人の子ですよね? 雲さんの正体がよもや、あれではとか考えていたりして。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
菫は人間ですよ。雲についてどう考えられたんでしょうね。興味があります。