母親の存在や、母親から愛情を受けたこと、そして山に住む狼たちに愛にも近い敬意を持って過ごしていたこと……を、忘れてしまっている。
雲さんは優しくて甘えたくなってしまいますが、これまで持っていたものを丸ごと忘れて新しいものばかりに心を寄せてしまうのは、何だか哀しいですね。
失くしてしまったのは、菫という人の根幹を形作る大事な部分だったように思います。
作者からの返信
すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
菫にとって根幹とも言えるほど大事な二つを忘れてしまった。まさに、です。生け贄となった上に、拠り所をも見失ってしまったわけですね。
これが物語にどう関わってくるのか。間もなくの第二幕で、段々と明らかになっていきます。
菫さんは、人の子ですよね? 雲さんの正体がよもや、あれではとか考えていたりして。
作者からの返信
こゆきさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
菫は人間ですよ。雲についてどう考えられたんでしょうね。興味があります。