寂寥と沈鬱の夜に贈る珠玉の詩歌



恥ずかしながら詩は金子みすゞ氏の詩集くらいしか読んだことがなく、
短い作品の中の行間に込められた思いを汲み取るのは未熟な自分にはまだまだだと思いましたが、
それでもひとつひとつ読ませていただきました。


暗く感傷的で虚無を漂わせる言葉で統一された世界観が素晴らしかったです。
ここから物語が作れそうなほどでした。


特にセンチメンタルになった真夜中に読むと心にキて、
だから逆にすっと軽くなるような、言葉にするのが難しい感覚をおぼえました。

ひたすら暗いので好みは分かれましょうが、自分は好きです。
また繰り返し読みたいです。