プロローグなのに、このボリューム? 設定の妙に、連載を期待しちゃうわ!

 中央都市セブンズの裏路地で、RPGゲーム『セブンブラッド』の男主人公、カイルを見かけて、思わず叫ぶところから物語が始まる。
 産まれる以前の記憶を持つヒロインは転生者であった。その転生者ことレティシアが、この男に恨みを持つのは、クエストで見捨てられたという訳があったのだ。

 そんな紆余曲折があり、苦難を乗り越え、辿りついた結果が……。
『条件を達成したため、種族を特殊種族[裸人族]に変更しました』である。

 途中、残酷表現があるとは思うが、許容範囲にはならないだろうか?
 パワフルなヒロイン、レティシアと、頼りない男主人公、カイルの旅が、ここから始まるのだ。ここに行き着くまででもおもしろい。
 実はカイルは……。

 この物語は、プロローグでしかない終わり方をしている。しかし、ここをはじまりとした連載を、どうしても期待してしまうのだ。
 タイトルだけでも、もっと読まれててもいいと思うけど、皆さま、遠慮しちゃってる?