ピンク同盟

こんなにピンクが似合うってこと、わたしたちだけの秘密だよ。

読み終えると、しっかりと残りました。
子供同士だから使える『魔法の言葉』
そして大切なこと。それは、忘れていた優しくも温かな言葉。

子供の頃は、雪が積もると寒さも忘れて興奮してはしゃぎ回ったものです。
そんな雪の日に、ピンクのマフラーをした悲しげな瞳の女の子が1人…。

"魔法の言葉" は、女の子の心に降る雪を溶かしてくれるのでしょうか？

大切な事を忘れてしまった大人に読んで欲しい、そんなほっこりしたお話です。

おとなたちにとっては、ファンタジックでもあり、また鬱陶しさでしかない「雪」……。
ですが、こどもたちにとってみれは、うれしさばかりでしかない。

そんなある日、“僕”は元気がない少女と出会う。
その少女が元気がない理由は、話し込んでいくうちに仲良しの友達と、ささいな喧嘩をしてしまった事だと言う事が判ってくる。

その子たちが―――喧嘩をしてしまった理由は、最後まで判らなかった……けれど、最後に一言だけ『魔法の言葉』をアドバイスしたのです。

こども同士のけんかならば、その『魔法の言葉』の効果は絶大
けれどおとなになれば、複雑な事情もからまり、その『魔法の言葉』だけでは済ませられない……。

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