開けた時のドキドキが止まらない! そして、次は何色? って期待しちゃう

 缶に入ったドロップス、おとなの人たちには懐かしいのかな? わたしは、『検索』でしか、みたことがないけど。
 でも、その缶の中では、カラフルで甘い粒が輝いてて、ひと粒、手に取るだけでドキドキしちゃう。

 この詩集が、まさに、そんな感じ。
 集められた短い言葉たちは、そのどれもが、淡いながらもカラフルで……。時に甘くて、時にせつない……。
 優しく紡がれた言葉たちは、揺れるこころ模様を、月明かりが照らすみたいに、わたしたちに、その想いを伝えてくれる。

 1編を読み終え、余韻に浸る。
 そして、やっぱり、次の1編はどんな……? って期待しちゃう。