巡礼の旅をつづける盲目の王子と、青い甲冑の騎士。それぞれが絶望と哀しみを秘めての旅であり、残酷な旅路の果てに……
読み始めたらスッと物語のなかに入っていた。登場人物が過去を語る場面も、そこに至るまでの前段階が簡潔かつ充分に描写されているため、ごく自然に聞き耳をたてていた。 閉ざされているようで、広がりのある…続きを読む
視力を失ったことにより「神に呪われた」とされた王子と、青騎士と呼ばれる謎多き従者の、巡礼の旅の一部始終を描いた物語。 ゴリゴリのハイファンタジーです。いわゆる『剣と魔法の』という喩えなら前半分だ…続きを読む
もっと見る