後宮とか鳥籠とかよくわからなかった人のために(読者様こちらを先に読むこと推奨)

まず、モデルとなったオスマン帝国とは

・いわゆるトルコが、共和国になる前に築き上げた国家。

・トルコはヨーロッパとアジアの境目にある国。そしてオスマン帝国は、13世紀末東ローマ帝国を滅ぼしたあと、モロッコ(アフリカ大陸の北西)からハンガリー(東ヨーロッパ)まで領地にしていた。もはやオスマン帝国が支配できなかった大国はインドと中国か。

・しかし18世紀後半から、アメリカ独立宣言とかフランス革命とかイギリスの産業革命とかロシアだと女帝エカテリーナ二世が力を奮って戦争に大負け、植民地や属国もガンガン離れて見る見るうちに小さくなりました。まる。

・この物語はその衰退時代をモデルにしてます。

・イスラム国家ですが東ローマ帝国の名残があるのでキリスト教も多かったり、ユダヤ人も黒人も有力な地位におったりと、多種多様な民族で溢れていたとか。



後宮ハレム

・そのオスマン帝国最盛期だったのが16世紀のスレイマン一世。そしてハレムの最盛期でもある。

・もともとイスラム的には「神聖な場所」という意味で女性だけの空間(男子禁制)というぐらいの意味だったけど、なんか分からんうちに女性を侍らす場所になっちゃった。皆さん大好きハーレムの語源。

・あまりにも頂点極めすぎて、政略結婚の必要が無くなったどころか、妻の実家が力をつけるとうざいので、結婚するという概念事態がなくなった。

・なので、妾はほぼ全員、外国から連れてこられた(というかほぼ誘拐された)奴隷。そして最盛期は1000人を超えた。うげぇ。

・さらにハレムに入る人は基本処女じゃないとダメ。うげぇ。

・外に出ることは許されぬ。ほぼ幽閉。

・皇帝からお手つきされた女性は権力持って、子供産むともっと権力持つけど、お手つきされない女性の立場は低く、家臣に下賜される対象になった。

・なので嫉妬と自分の立場を守るため、よく毒殺案件☆ あれ、あの人がいなーい、ま、いっか☆

・海に生きたまま沈められるとかも日常茶飯事。

・正直大奥の方が生きていられる。



鳥籠カフェス

・そんな訳で兄弟沢山生まれるけど、一人がつくと全員殺すという「兄弟殺し」が恒例となる。

・でも流石にそうするとあれかなってことで、「鳥籠」がハレムの一室に作られる。

・一皇子につき一部屋。他の皇子と結託させないため。

・ほとんど自由に人に会えない、勿論自分の意思で外は絶対出られない。

・一応軍人としての訓練はうけるけど、幽閉時間長すぎてほぼ狂人になる。

・なんかの間違えで皇帝になると、国が荒れる例多数。しかも老年についたりするから、子供とか残せません。また鳥籠から選ばれる。狂人が皇帝やる。エンドレス。

・ぶっちゃけ国の滅亡の一つ。




さらに訳分からなくなったらごめんなさい!

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願いをさえずる鳥のうたーとある姫と皇子の逃亡劇ー 肥前ロンズ @misora2222

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