概要
「夜色の髪をした君、やっと会えたね」
花を招く季節に恋をされた妖精と、夜の闇に愛された妖精がお互いを見つけるお話です
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!金髪は正義、黒髪は美学
『美しい髪を持つ一族』と呼ばれる妖精たちの社会で、ひとり変わった髪色に生まれてきた『夜』と、一族の中でも東別に美しい髪を持つ『花』の物語。
ファンタジーもファンタジー、きっとファンタジー以外ではまず書き表しきれないであろうお話です。いろいろと感じたことや注目すべき点はあるのですけれど、でもそのすべてが最終的に「あっすごい、きれい……」に収斂されてしまうようなところがあって、つまりある意味ではビジュアルに全リソースを注ぎ込んだお話であると、少なくとも主観的な読書体験としてはそう言えると思います。画がすごい。脳内に展開される映像のパワー。
とっても綺麗で幻想的で、うっとりするような耽美(で…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「ファンタジー」である意味。
※このレビューは「ファンタジー」について書いてますけど、書いてる人は「ファンタジー」といえばトールキンとハリポタとナルニアくらいしかイメージできないくらいに普段小説を読まない人なのですごく的外れなことを言う可能性があります。
僕らが「ファンタジー」を書こう!と思ったとき、実際に書きはじめたり、完成させることができるかどうかはともかく、最初に考えるのって設定とストーリーだと思うんです。世界観考えるの楽しいですしね。世界観だけめっちゃ詳細に作り込んで肝心の本文は1文字たりとも書かないままラノベ作家の夢を諦めたオタクはいっぱいいると思います(僕もです)。
ただですね、設定とストーリーの面白さ…続きを読む