初めての出会い~♪


     夫婦配信!!《雑談配信》

           18時から

快晴アマ─チャンネル登録者-15万人


画面いっぱいに夫婦と言う文字を強調させているサムネにアマ先輩と俺の立ち絵が写っている。


めんどくさい話は省いて説明しよう、結論から言うと俺は見ての通りアマ先輩のチャンネルで一緒にlive配信をするのだ、内容はアマ先輩が決めると言っていたため物凄く心配だ。


現実は残酷なことに配信時間は残り3時間と迫ってきている。


あ"ー、緊張より不安が勝っておかしくなるー!


ピンポーン ピピピピピ ピンポーン

ドンドンドン ドドドドド


「うわっ!ちょっなに、怖い怖い」


俺が配信のことで悩んでいると家のチャイムが独特なリズムで鳴らされ、家の扉を独特なリズムで叩く音が聞こえた。


「こんな時に誰だよ」


俺は玄関に付いているドアスコープを覗くとそこには、さらさらとさわり心地が良さそうな黒い髪に整った顔立ちの美女がいた、年齢は俺と同じ20代程だ。


「金もねぇのに何だ?」


俺は扉を少し開けた。


「どちら─っておい!」


謎の美女は少し開いたところに手をかけ無理矢理こじ開け、家の中にずかずかと入ってきた。


「お邪魔しまーす、それにしても意外とイケメン何だね朧月くん、いや朧夏樹くん、ふふ」


俺は知らないはずなのに謎の美女は俺のことを知っている、その事に少し恐怖を覚え狼狽えてしまう。


「だ、誰だお前?」


俺の言った言葉が不満だったのか少し、謎の美女はムッとした表情を浮かべた。


「先輩にお前って失礼だよ!」


え、先輩?どう言うことだ?

少し冷静に考えてみる。


この謎の美女は俺の先輩だと言っている、現状俺に先輩がいるのはVtuberの先輩しかいない、だが、この謎の美女は誰なのかが一番の問題だ。


「ねぇ、話聞いてるの?」


ん?この声何処かで聞いたような?

あっ!確かこの声…


「アマ先輩?」


「あったりー!そうだよ、私が快晴アマだよ、どう?ビックリしたでしょ、マネージャーに貴方の家を聞いたら教えてくれたの、しかも私の家の近くなのよ、そりゃあ、行くしかないでしょ!」


謎の美女、もといアマ先輩は少し、いや大分興奮した様子で話していた。


「あぁ、忘れてた、私の名前は朝日あさひうみよ、話すときは敬語じゃない方が良いかな」


「あぁ、よろしく…オネガイシマス」


「そこは、敬語にするか、タメ口にするかどっちかにしてよ、後声小さいし」


「いや、緊張しててな、ところで何で海はここに来たんだ?」


「え?そんなの簡単じゃない、ここで一緒に配信するためよ?」


ちょっ、えー!


「もう、時間も後ちょっとだし、早く準備すませちゃおう!」


俺とアマ先輩の出会いはアマ先輩が俺の家に凸ってきたちょっと可笑しな出会いになってしまった。


─────────────

指摘いただいたところを直しました。

指摘いただきありがとうございました。


それでは失礼します


まん丸ー四角

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