2回目の配信は特技でごまかす
初配信で失敗してしまった俺は2回目の配信で汚名挽回しようと試みていた。
「よし、始まったな、皆こんにちは」
コメント
:きた!天気デッキ最弱者だ!
:天気デッキ最弱者wwww
「うるさい!俺は天気デッキなど使っていない!ってことでマフマロ返そ」
コメント
:情緒不安定かよww
:誤魔化した
マフマロとは簡単に言えば質問箱だ、質問を書いて送れば答えてくれる可能性がある、俺もVtuberをやる前はクソマロばっか送ってたな。
「最初はこれだ!」
──────────────────
天気デッキの使い方を教えてください!
──────────────────
「知らん!他を当たれ!」
──────────────────
同期のなかで誰に興味があります?
──────────────────
「気になる人ねぇ、いつか全員とコラボしてみたいよね」
コメント
猫又 ニャル:コラボするー?
:本物だ!
:マジか
「え!マジ!今度やろうぜ」
──────────────────
「なぁ、ここが良いんだろメスぶた、可愛くおねだりできたらくれてやるよ。」
これを言ってください。靴でもなんでも舐めますから
──────────────────
「えぇ!これ俺が読んで需要あるの?」
コメント
:あるんじゃ?
:多分あるよ
:まぁ、お前イケボだしな刺さるやつには刺さる
「はぁー、分かったよ、ん"ん」
俺は声を整えなるべくかっこいいよりかクズ見たいな声を目指す。
「なぁ、ここが良いんだろメスぶた、可愛くおねだりできたらくれてやるよ。」
コメント
:あ、やっば
:新しい扉が開きそう何だが?
橘 綾瀬:ご褒美、ありがとうございます、これではかどります!
「これってもしかして綾瀬さん?」
コメント
橘 綾瀬:ナ、ナンノコトカナワタシゼンゼンシラナイナー
:もう、黒やん
「図星かよ!なんちゅうもん、読ませてんだよ!」
コメント
:選んだお前が悪い
:それな
「仕方ないだろ、天気デッキの事しか無かったんだよ、それぐらい気付けよ」
コメント
:あっ!(察し)
:最弱者は大変だな
「最弱者言うな!」
#####
「それじゃあ、お疲れー!」
俺は一時間程配信をして終わった。
「うー、はぁ、ん?」
背伸びをしていると俺のパソコンにメッセージが届いていた。
よく見ると同期の猫又 ニャルからのメールだった。
猫又『ねぇねえ、コラボいつする?』
え?コラボ本当にしてくれるの?
朧『え、本当にしてくれるの?』
猫又『当たり前だよ!』
まじか!本当にありがたい話だ。
朧『日程は猫又さんの都合が合う日に』
猫又『分かった、後ニャルで良いよ!私も月って呼ぶから』
「コラボかぁ、俺そもそも、キャラ薄いもんなー、迷惑掛けないように頑張ろ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます