何ものも顧みない一方通行な本心

もしかすると読者である私自身も、彼女らとどこかですれ違ったことがあるのではと思うほどに、非常に身近であり、そしてリアルな世界観。

想いが成就するよう願う乙女心ではなく、多くのモノを嫌い、そしてタイトルである「堕ちてよ」と望むことで、
先述したような身近さを保ちつつ、一個の独特な物語として静かに本心を訴えかける。

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