ステータスチート、勘違いされる～魔剣に切られてもドラゴンにあぶられても無事なのは全て劣化能力のおかげです～

おっさんはある日、転移した。
「ステータス・オープン」
戦闘力『はははは』。
スキル『はははは』。
笑われているのだな。
数値に出来ないほど低いという事か。
平常運転だな。実にすばらしい。能力なんてものは過労死の素ですよ。
能力があるから仕事が寄ってくる。
「ありゃ、石畳がボロボロだ」
そうかスキル『はははは』は劣化能力。
やばい弁償待ったなしだ。
ここは逃げるに限る。
おっさんは弁償を恐れ。
いや、迷惑にならないよう一人山に入って行くのであった。
これはキーボードを枕に昼寝した女神が巻き起こした事で、プログラムのバグが重なって引き起こした事態である。
３７万倍の力を劣化能力だと勘違いしたおっさんの珍道中が始まる。