雪が積もる山小屋で、春を迎える

冬の間だけ山小屋を管理するアルバイトをしている青年の元へ、記憶を失った女性がやって来る話。
導入の流れからして雪女のパターンかと思ったのですが、どうやらこの世界は春夏秋冬がそれぞれ人格と肉体を持っている世界らしく、彼女は記憶を失ったと言ってはいるが冬なのではないかという内容でした。
所々の描写や彼女の性格からしてもしかしたらそうじゃないのかと思いましたが、ラストにそうだと分かって安心と納得しました。
人が季節に恋焦がれるんですから、季節も人に恋したっていいですよね。

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