雪が降り続けているのはなにも覚えていないせいです

豪雪地帯の小屋にバイトをしにきた男と、そこにやってきた概念のお話です。
概念と言うよりは季節の精霊と言った方が伝わりやすいかもしれないですね。
かなりカジュアルな文章というか、独特な地の文が織り込まれるこの作品なのですが、とにかく作中の人物のやりとりが可愛らしいです。
地の文章を「こういうものなんだな!」って脳のチューニングを合わせるのが得意な人は多分好きだと思うので、異類婚姻譚や、異類交流譚が好きな人には超オススメ。
オチもすごくよかったので、たくさん読まれて欲しい作品だなと思いました。

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