初めて読んでから、それからも毎日読みにきました……

レビューを書きかけて、何度消したのかわかりません。

この自分の感じた心を紡ぐには、どうしても陳腐な言葉の連なりになりそうで、勇気が持てませんでした。

詩一さんの言葉の連なりが映像となって、あまりにも素敵で、優しくて、愛しい気持ちに溢れていて、でも苦しくて、辛くて、それを踏まえた上で自分と向き合ってあの人を送り出そうとしている様が、どうしようもなく苦しいのです。

あの人の存在そのものが太陽だった。

太陽は自分がどれだけの光という名の愛情を、地上に降らせているのか、気づいていないのかも知れない。
でも、実際にそこにあって、時間も場所も超えてそこにいてくれて……それだけで地上は幸せで満たされていた……ずっと永遠と続くと思った……

あの人の描いた作品の中で、「いつかは来ない」事をテーマにしたものがありました。時間は刻一刻と変化していて、今がずっと続く事はないと……
それを読んだ時、あの人自身が言っていた「いつか書こうはないよ」という言葉を思い出しました。

そうだった、あの人はそれを十分に知っていた。
Twitterで見た時、そう思いました。


詩一さんは「いつかは来ない」事を知った上で、自分の心と向き合ったんですね。
そしてそれを書いたんですね。
あの人との心の交流で、こんなに愛情の種が芽吹いていた。

いつかは来ないのかも知れない。
でも、それでも思います。
またいつか、出会えますようにと……

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