第二幕:【ガブリエル・ブルゥ×糸井 舞】

ガブリエル・ブルゥ:さて、今回はどうしましょうか

ガブリエル・ブルゥ:前回は(おそらく)2人の出会いの場面を、私主導で演出させていただきました

ガブリエル・ブルゥ:今回は、もしクロワさんがよければ舞さん主導で演出していただきたく思うのですが

ガブリエル・ブルゥ:何か思いつきますか?

糸井 舞:じゃあ、舞の後悔とガブリエルの願いを掘っていきましょうか

糸井 舞:後悔じゃなくて、過去への嫌悪でもいいですが。

ガブリエル・ブルゥ:いいですね!

糸井 舞:じゃあ、しゅちゅ振りますね

ガブリエル・ブルゥ:わぁい



SSTW

StellarKnights :銀の砂時の窓シチュエーション表(12[1,2]) → 叫ぶ。叫ぶ。ただ、叫ぶ。迸る声で喉を裂き、溢れた血で溺れる様に。流れる車窓に揺れるのは、炎の様な憤怒の記憶。


糸井 舞:また、君か・・・

ガブリエル・ブルゥ:振り直す?


 D66でなるべく被らないようにしているとは言え、ダイス目は時の運。割と見たことのあるシチュエーションが頻出したりします。

 とは言え今回はこのペアでは被っていない為、このまま続行する事に。



『人生は、重き荷を背負いて歩くがごとしと、唱えたのは誰だっただろうか。荷物の中身はなんだろうか、きっと、ろくなものではないのだろう。』


糸井 舞:胃の奥がフツフツと煮えたぎるような、感情を携えたまま、彼女の笑顔を眺める。どうしてこんなことになってしまったのだろう。

ガブリエル・ブルゥ:にこにこしながらさっき購入した冷凍みかんを剥いています

糸井 舞:そう思いながら、ニコニコしながらじっとガブリエルの笑顔を見つめて言います。

糸井 舞:「手、冷たくなりませんか?」

ガブリエル・ブルゥ:「…冷たいです?」うわーって顔

糸井 舞:「冷凍ミカンって、おいしいですけど、指がかじかんじゃうんですよねぇ・・・」

ガブリエル・ブルゥ:「特にこの、マニキュアに」

ガブリエル・ブルゥ:「うああ、冷たい…あっ、そうだ」

ガブリエル・ブルゥ:「えいっ!」冷たくなった付け爪で舞さんのほっぺを触る

糸井 舞:「ひゃうっ!」

ガブリエル・ブルゥ:「ふふ、冷たさのお裾分けです」

糸井 舞:「ひーどーいー」(つねり返す)

ガブリエル・ブルゥ:「いたたたた」

糸井 舞:「マニキュア、きれいですね。自分で塗られたんですっけ?」


ガブリエル・ブルゥ:「あら・・・?どうだったかしら。すみません、それも思い出せなくて」

糸井 舞:「私が塗ったんだったかなぁ・・・忘れちゃったかも・・・」

糸井 舞:「ブルゥさんは、この旅でなにを見つけたいですか?」

ガブリエル・ブルゥ:「んー・・・」舞さんもマニキュアしてるなら見せて貰いつつ

ガブリエル・ブルゥ:「私は…」

ガブリエル・ブルゥ:「失った記憶を取り戻したいと思いもするんです。けど」

ガブリエル・ブルゥ:「たしか、誰か…誰かに、笑って欲しいと思ってた気がします。記憶を失う前、たぶん」

糸井 舞:「・・・」(少しおびえたような、ちょっと苦しそうな顔をして、胸元を開いてる手でぎゅっと握る)

糸井 舞:「記憶、戻るといいですね・・・・」

ガブリエル・ブルゥ:「ねぇ、舞さんはどうなんです?」

糸井 舞:「私は・・・」

ガブリエル・ブルゥ:「この電車に乗ったのは、本当に私の知り合いだから?」

ガブリエル・ブルゥ:「何か、あなた自身の願いとか、そういうものはありませんか?」

糸井 舞:「ブルゥさんと、知り合いなのは事実ですよ。間違いありません。」

糸井 舞:「願い、ですか」

ガブリエル・ブルゥ:「あ、別に疑ってる訳では…その、折角よくしてもらってるので。私も少しでも恩を返したくて」

糸井 舞:「私の願いは、以前に大切な人の大切なものなくしたんです。だから、いつかそれを見つけて返せたらいいな・・・」

糸井 舞:「疑ってるなんて思ってませんよ?」(ふんすふんすしてる)

糸井 舞:「ブルゥさんと私が、知り合いなのは事実なんですもの」(ふんすふんす)

ガブリエル・ブルゥ:「そ、そう…ごめんなさいね」剣幕に圧されるが、どこかそれに懐かしさも覚えつつ

糸井 舞:「少し戻るけど、もしも、見つけられたら、返して、きちんと罰をうけたいな・・・」(悲しそうに、ブルゥを見つめる。)

糸井 舞:(見る人が見れば、泣きそうな感じ)

ガブリエル・ブルゥ:「罰を受ける…」

ガブリエル・ブルゥ:「大丈夫ですよ」

ガブリエル・ブルゥ:「舞さんならきっと見つけられますし、多分その人も笑って許してくれますよ」

ガブリエル・ブルゥ:「だって、この短い間でも貴方が悪い人の筈がない、って私、思いますもの」

糸井 舞:「うん、たぶん、その人は、ブルゥさんが言うように、許してくれると思う。」

糸井 舞:「でも、罰はないといけないと思うな・・・それだけのことをしてしまったから。ブルゥさんは、記憶が戻ったら何がしたいですか?」

ガブリエル・ブルゥ:「え?そうですね」

ガブリエル・ブルゥ:「私は…たしか、誰かと話がしたかったはずです」

ガブリエル・ブルゥ:「途中だったから…本当に伝えたかった事が、まだ言えてなかった気がするから」

ガブリエル・ブルゥ:「気のせいかもしれませんけどね。ふふ」

糸井 舞:「きっと、それだけ強い思いだったんですね、どんな話だったんだろー!告白とかですかね?」(コイバナに食いつく乙女のごとく話を変える)

ガブリエル・ブルゥ:「え?そうね、多分そう」

ガブリエル・ブルゥ:「その人はたしか、すごく強い思いを持ってて…でも私には理由があって、それを受け取る事ができなくて」

ガブリエル・ブルゥ:後ろの車窓に、何か思いつめた表情でウィッグを被り、メイクを整える先ほどの青髪の男性が映る

ガブリエル・ブルゥ:男性は女装の途中らしく、ふと手元に目線を落としマニキュアを見てため息を吐く。

糸井 舞:窓に映る影法師をそっと、指でなぞってから

ガブリエル・ブルゥ:「だから、多分その話をするつもりだったんでしょうね」

ガブリエル・ブルゥ:「でも、本当は…本当はそれだけじゃなくて、もっと伝えたいことがあった筈…なんだけど…」

ガブリエル・ブルゥ:と俯き、長い前髪で顔に影が落ちます。

糸井 舞:「大丈夫ですよ、その答えは、受け入れがたい人もいるかもしれないけれど、ブルゥさんの周りにいる人は、きっと笑顔で受け入れてくれる気がします。」

糸井 舞:そういって、ブルゥの頭をなでる。



糸井 舞:(私は、以上)

ガブリエル・ブルゥ:(OK)

ガブリエル・ブルゥ:(私も以上です)

ガブリエル・ブルゥ:シーン終了!ですね

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ステラナイツリプレイ『銀の砂、時の窓』 @heavey0340

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