終わりがあるから、始まりもある。

終わりを迎えることへの寂寥感が、
淡々とした文体でつらつらと連ねられ、
最小限までに感情を省略した言葉たちが、
だからこその主人公の物悲しさを表現する。

素敵な終わりですね。
素敵な始まりを、迎えられたのかな、とも思います。

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