概要
戦国末期に来日し、日本をこよなく愛したとあるイエズス会宣教師だったが…
「私の意図するところは、異教の地を悉く福音化することである」(イエズス会創設者・イグナチオ・ロヨラ)
キリストの福音宣教の使命に燃えて日本の土を踏んだイタリア人司祭ジョバンニ・コニージョ。
織田信長の天下統一から本能寺を経て関白秀吉の天下という激動の時代の中で、イエズス会自体が一枚岩ではなかった。
このままでは日本は恐ろしいことになる……コニージョ神父は苦悩の末に……。
その顛末をコニージョ神父自身の口から語る。
キリストの福音宣教の使命に燃えて日本の土を踏んだイタリア人司祭ジョバンニ・コニージョ。
織田信長の天下統一から本能寺を経て関白秀吉の天下という激動の時代の中で、イエズス会自体が一枚岩ではなかった。
このままでは日本は恐ろしいことになる……コニージョ神父は苦悩の末に……。
その顛末をコニージョ神父自身の口から語る。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日本を愛した宣教師の、衝撃的な苦悩……
宣教師として日本にやって来た、イタリア人のコニージョ神父が見た、日本の戦国時代末期を描いているお話しです。
日本に着いて信者の殿様やクリスチャン達の歓待、信長との謁見や安土城の絢爛さは、宣教師達と共に私をも魅了しました。その描写についつい、戦国時代という事を忘れてしまうほどでした。
しかし本能寺の変が起こり、夢心地だった私は、戦国時代という〝時代の本当〟を知らされ、叩き起こされる感じでした。
日本を統一しようとする天下人、その為に戦う武将達……そしてそんな時代に大きく動いている世界の国々の目論見……
日本の動きと世界の動きが、どうしても一致しない私は
……そうかぁ……
とコニージョ神父が、事…続きを読む