ほろ苦く胸を打ち、おっさんがかっこいい

竜殺しの英雄が、引退を機に人生をふり返る。
戦いの日々に置きざりにされていた娘や相棒との関係。亡き妻や友人たちとの過去。
それらに相対するなかで、家族とはなにかを見いだし、やがて止まっていた時間も動きだす。
物語の構成もみごとで、読み終わりには静かな感動につつまれる。おすすめです。

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