人が作ったものにはね、魂が宿るんだよ。

 自分の事を「白ナメクジ」とまで呼ぶ陰キャな少女は、あるキャラクターの声優を務めていた。しかし、人気絶頂にもかかわらず、キャラクターの声優を辞めさせられようとしていた。主人公はその少女のもとに、キャラクターと共にやって来る。主人公は、何故かキャラクターを現実に実物にできるスキルがあった。
 キャラクターは少女をママと呼び、甘える。少女は混乱するが主人公と共に、声優継続に向けて動き出す。マネージャーと会い、運営会社に押し掛けるのだが、そこには大人の事情と、別の声優たちとの関係性が絡んでいて……⁈
 そして明らかになる主人公の過去。マネージャーとの過去の関係。
 陰キャ少女声優は、自分が担当するキャラクターを守れるか⁉
 
 一つのキャラクターでも、声を吹き込んだら、魂を吹き込むのと同じだ。
 声優が変わったら、魂がなくなってしまうのと、同じだ。

 是非、御一読下さい。

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