主人公たちは容赦なく追い込まれていく。世界が嘘か誠かわからないまま

 物語開始当初から、いきなり日常が崩壊していきます。容赦なく一般人が死んでいって、どうやらほとんどの人類は滅んだらしいです。

 そんな状況で、主人公たちはなにかの理由によって生き残ることになります。ただの生存者としてではなく、神様らしきものの試練に挑戦するものとしてでした。

 どうやらこの試練を戦い抜くことで、滅んでしまった人類を、救えるかもしれないし、救わなくてもいいかもしれないし、新しい形に作り替えてもいいそうです。

 なんだか曖昧ですが、そう書かざるを得ないほど、条件を提示してきた生き物が怪しいのです。最悪の場合は、騙されている可能性すらあります。

 しかし、すでに世界は崩壊しているため、主人公たちは前に進むしかありません。恐ろしい敵との戦いの日々がはじまりました。

 敵は凶悪かつ強敵です。名前のついた仲間だって容赦なく死ぬことがあります。

 そんなハードで逃げ場のない物語ですが、基本の骨組みは、ゲーム風味で構築されています。主人公たち自身も成長していくし、装備やアイテムの更新も行われていきます。今風にいえばゲーム世界をベースにした異世界転移でしょうか。

 いまだ物語の核心は覆い隠されたままですが、少しずつですがヒントも出てくるようになりました。やっぱり一筋縄ではないかない裏側がありそうです。

 このレビューを書いた私も、物語の核心を見届けようと思っていますが、レビューを読んだみなさんも、この世界がどうなるのか見届けてはどうでしょうか。

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