第3話 孤独と共感

 一人きりは寂しくないのだろうか?


 何でもかんでも一人ばかり。


 自分さえよければいい。そういう人だって勿論いるだろうし、そういう人を否定することもない。


 ただ、自分はそういうのには耐えられない。


 何もかも共有したいわけじゃない。ただ、他の人と共有したい、分かち合いたいことって、自分の中にはたくさんある。


 楽しいこと、嬉しいこと、喜ばしいことはなるべく多くの人と分かち合いたい。


 自分一人でだけだなんてもったいないのだ。


 また、悲しみや憎しみ、恨みを誰かに打ち明けるのは勇気がいるかもしれない。恐怖であるかもしれない。


 けれど、そこで一歩踏み出し、誰かに打ち明けることができたなら、自分はそこで、また一歩成長できる。前へと踏み出せる。



 自分一人で抱え込むのはもう止めないか?


 広げすぎないように共感を羽ばたかせよう。

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フィリーのひとりごと 緋那真意 @firry

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