あっという間に年末らしくなってきましたね。年末と言えばカクヨムコンの時期です。今回はとりあえず二本新作を投下しています。
最初に投稿した「ヒトへのコモリウタ」はSFホラー的なものを目指して書いた作品になります。リビングデッドのごとく生かされ続けていた囚人の末路を描いた前半と、その裏で動いていた人に非ざる者たちの動きについて語られる後半とテイストの異なる二つの話を重ね合わせています。作風的にはそう普段と変わらない話ですけれど、一つの目標として「救いのない話」であることを心がけて書いたつもりです。
次に本日投稿した「鍋サバト」についてですけど、これに関しては一切の思想信条を捨てて怪しげな空間でボケツッコミを繰り返しながら鍋を食べる話を書きたい、と唐突に考えて一気に仕上げました。見どころはそうないかなとは思いますが、その分気楽な気持ちで読んでいただければ幸いかなと思います。一言だけ添えるとすれば「コイツ天然のド阿呆だろ!」と読んだあとで思ってもらえるのなら作品としては成功かな、といったところでしょうか?
他にも既存作品からまだカクヨムコンに出していなかった作品をいくつか出していますけれど、これについてはあれこれと述べる事はありませんね。執筆再開予定のナナイロの進み具合に応じて、適時新作を書けるのならば出していくスタンスになるかと思います。
そのナナイロですけれど、ここからが本番になります。迂回して白華へと向かう泰輝たちに対し黒荘が妨害を目論み、白華内部では謎めいた当主の命により家臣たちが動き出したその一方で命令系統に不審な点も……また、時間旅行を耐え抜き帰還を果たした佐倉喜央斎の動向や、愛機を半壊させられてしまった泰輝たちがどう動くのかなどまだまだ先の長い話になりそうです。再開までにはもうちょっとかかりますが、今月中には一話くらい進めておきたいと考えています。
年の瀬で急激に気温が下がって体調不良になりやすい時期かと思います。皆様も健康に留意しつつ楽しい創作(あるいは読書)時間をお過ごしくださいませ