皆様、おはようございます。
このところ体調が思わしくない状態続きで、更に首の骨が歪んでいるという大問題が発覚したため、精神的に少し参っていたところがありました。状態がいいうちにSchutz Von Ledo完結のお話をつらつらと書きたいと思います。
6月6日にSchutz Von Ledoは無事完結いたしました。2月3日に連載開始してからおおむね四か月という期間、更新を休んだのは五日にも満たない数でよくぞ頑張ったという感じです。
剣だったものが仮面になってしまうというアイデアを出してからしばらく行き詰っていた話を引っ張り上げてからここまであっという間でした。題名の通り、その間レドとシュヴァンレードは常に共に在り、ときに上手く行ってない時期がありながらもそれを乗り越えて古くて新しい世界へと旅立って行きました。
レドがそこまで頑張れたのは勿論仲間たちの支えがあってこそです。植物の呪いを受けた少年セキト、円盤を操る旧き記憶の刺客デスクス、実妹リアリスや義兄だったラルフレートを始めとする星空連盟を構成した各地の諸侯とその関係者たち、そして死に別れた夫ナヴィードやその名を借りた暗殺者の少女の記憶など、どれもこれも思い出深く感じられます。
中でもデスクスは重要なキーキャラクターでした。元々レドの対となる相棒として設定していましたが、まっさらな体に過酷な重荷を背負っていくレドに対し彼女は最初から重い十字架を背負いそこから解き放たれていくというコントラストが物語に深みを与えたと思います。
事情があり描写としては薄味に仕立てましたが、一部の登場キャラに関してはスターシステム的な感覚で過去作のキャラをモデルとして採用しています。誰が誰とは言えませんし、知らなくても全く問題はないのでそんな要素もあるんだな程度に思ってくださればと思います。
なお、最終話は色々と細工を仕込んでいますが、全話を読んだ後ならつじつまがあってないキャラクターがいることにすぐ気付けると思います。注意深く考察すれば答えが分かるはずですから、分かったらにやりとしてください。
積もり積もった歴史を清算して地ならしを行い、新たな世界を作りその先へと旅立つレドの物語はここで終わりますが、すでに次の物語は始まっています。それこそがSchutz Von Ledoに込めた作者の思いであり願いです。
次の作品の構想や戦いを成すモノの続きについても考えはあるのですが、何分体調面で問題を抱えているので、半年程度はスローな作品作りで心身を回復していきたいと思っています。形になったら公開はしていくので楽しみにしていてください。
気候は梅雨に入りました。じめじめとした季節ですけれど皆様もなにとぞ調子など崩されませぬように。
空の晴れ間は心の晴れ間、常に青空を忘れないように。