先週は疲労でダウンしていました。急激な気温の変化には気を付けなければなりませんね。
一週間を飛ばしている間に六章と七章が終わり、八章へと入りました。舞台は恵みの地で未だ触れられずにいた東方三領へと移行しています。当初ウィゼのポジションはもっと東方よりだったんですけれど、ちょっと連盟がきつすぎる展開だったので微調整しています。作中でも書きましたけど、旧同盟とウィゼの連合に対して実質エグザトスとイヴネムだけで戦うのはエグザトスを相当強く設定する必要が出てきて、作中のパワーバランスがおかしなことになっちゃうんですよね。それでかつてエグザトスとウィゼと連合していた設定を追加してエグザトスと旧同盟側で揺れる描写に変えました。
作中の設定は頭の中で構想していたのとは結構変えている部分ありますね。例えばレドはもっと容赦なく戦うスタイルを取らせる予定でしたし、こんなに文中で英語由来の言葉を嫌うつもりもなかったですね。一~二章くらいまでは名残と言うかそのつもりで書いているんですけれど、銀化したレド相手に生身の兵を突きつけても無駄に疲労させるだけになるし、強化(あるいは弱体化)具合を描きにくいので徐々に変えていきました。
英語由来の言葉を使わないことに関しては作中のカラーを統一するための工夫ですが、一方で世の中には何であんなに英語由来の言葉が多いのかと思うのですよね。もちろん文字だけ意味が通じるのはアドバンテージですし自分でも作品外では使用をためらいませんが、英語カタカナに依存しない書き方をしたいというのが自分の欲求としてあって、過去に重要単語を全部ノルウェー語にした短編を書きましたけれど、それを長編で実践しているのがSchutz Von Ledoだと理解していただければと思います。
正直先に書いた短編が期待したほど読まれなかったので今回も苦戦することを覚悟していましたが、幸いにも固定の読者様に恵まれて小なりながらも読まれています。これまで一部でもお読みになられた方には感謝の言葉もありません。
正直四月終わりから体調が安定せずに思うように執筆できていないことも多いですが、無理ない範囲で書き連ねていけたらなと思います。六月末までの完結予定に変わりはありません。皆様も小説を楽しめる穏やかな生活をお送りくださいませ。