皆様お元気ですか? 大分久しぶりの更新になりますね。
昨年末からゆっくりと色々書いておりました。十一月より投稿を始めた「ナナイロをまとうもの」や今年二月に投稿した「イマハユル」などSF作品に重きをおいている感じです。
「ナナイロ」は架空の世界「不二の国」を舞台に和風ロボット「真胴」の活躍を描いています。構想を始めたのは昨年の春頃、「シュヴァンレード」を書いていた時期に息抜きの一つとしてアイデアを出していました。当初の構想はよりSF的な作品でしたが、秋頃にアイデアを固めていく過程で今の形へと変遷していっていきまして、元々和風というか日本をベースにした作品だったものをファンタジーテイストも加えることで明るい作品に仕上げました。主役ロボットが七色に染まるというのはロボットとしてはちょっと派手な、見ようによっては悪趣味にも見えるかも知れませんが、リアルさを志向していた「戦いを成すモノ」との差別化を図るうえで、色をたくさん用いたおとぎ話にしたいというのは最初から考えていたところです。まだまだ序盤ですがごゆっくりお付き合いしていただければと思います。
「イマハユル」は今年二月に息抜き的な意味合い(頭をスッキリさせる)で書いたものです。偏屈な老技術者に作られたガイノイド・イマハの日常風景を描いた作品で、とにかく明るく悲壮感を最小限に抑えることだけを考えて書きました。カクヨムコンの締め切りがあと半月ほど遅ければ出していたかも知れません。息抜きとは言いましたけど、設定は即席ですが手を抜かずに作っています。先月末にはお試し的に続編を投稿もしていますので、両方ともお読みいただけると幸いです。
今後の予定ですが、ひとまず「ナナイロ」の更新を優先していきます。その合間に短編をいくらか書いていければ……とは思いますけど、今年前半に体調が大きく悪化して入院を余儀なくされたこともありますので、慎重に進めていくつもりです。
未だ夏の余韻を感じさせる日が続き、様々な病気の流行や物価高に悩むことも多い時勢です。そんな中で少しでも皆様の心の栄養となれるような作品を作れるよう精進していきたいと思います。
実り多い秋を願って……