なるいつゆまる。創作PN。 京都界隈に生息する、色んな意味で枠にハマらないリサーチャでクリエータな人。長い眠りから醒めて2018年のお正月から小説執筆再開っ…
これぞ純文学、といった感じでした。まさに小説です。吉本ばななを思わせるような豊かな表現力を感じました。個人的に好きなタイプの文章です。ファンになりそう。
温度とか、湿度とか、明るさとか、風とか、光とか。静けさや賑やかさ、匂いまで。そういったものが伝わって来る作品にはなかなか出会えない。これを読めたのは運がいい。
テクニックも構成も抜群、お若いのに一体なにを読んで育ったのかな、一晩ヒザを詰めて語りたいくらいです。この手の物語は、いきおい私小説風になりがちですが、適度な距離感が心地よく、わたしのような人生…続きを読む
ひとは矛盾のなかで呼吸をしている。《私》もあなたもわたしも。おとなになるということは矛盾を飲みこむことで、おとなになったというのは矛盾を味わえるようになることかもしれません。読んでいるとき、視線は…続きを読む
もっと見る