「知ってしまったから、もう一緒にいられない」

前世の記憶が当たり前にあり、それが異能となる世界。これは前世の記憶がないにも関わらず異能を持った少年の真実を探す物語。
 遡臓という臓器の発見により、前世の記憶が当たり前になった近未来を舞台として物語は展開される。主人公である神崎慎吾は、高校卒業とともに前世の記憶を確認するも「該当なし」の結果に。彼は落胆するも、とある事件が切掛けとなり自身の異能が発現する。前世の記憶により発現する異能がなぜ彼にもあるのか、その謎を追うことになる。
 ジャンルは現代ファンタジーですがSFやミステリー要素もあり、読めば読むほど引き込まれる作品となっております。異能バトルが好きな方は勿論、警察ものが好きな方も是非お読みください。

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