あとがき
随分とお待たせしてしまい、すみませんでした。
これにてスクールカーストは完結とさせていただきます。
いやぁ、正直しんどい作品で、反省点もメチャクチャある作品でしたね。
ラブコメ初挑戦の作品でもあり、正直ラブコメなんて書けるかな?
とか思っていたのが正直なところです。
どうしてラブコメを書こうかと思ったのかですが、スクールカーストの前作、ファンタジーのアイドルで少しラブコメを入れていたからです。
アイドルの作品はヒロインと恋愛する流れがあるのですが、たぶん僕は恋愛要素を今後も入れていくと思います。
そう思ったときに、ラブコメも書けるように幅を広げたいと思っていたので挑戦しました。
正直この作品は反省点ばかりの思い出です。
最初の掴みを意識した作品で、たぶんそこは悪くなかった結果でした。
この作品、なろうでは日間、週間20位台で、カクヨムでは一時期一桁も行ったんですよね。
ただ、序盤のざまぁで失速することになりました。
イジメをしていた小松たちを退学させなかったことが原因です。
退学させなかったのが残念でした、という感想もいただいています。
これはプロットの段階で、小松くんはのちに三樹に振られることが決まっていたことがあるからの流れではあるのですが。
37話でこのシーンがあるのですが、このシーンは三樹が優也の元カノということを言ってしまい、浅野と相坂が危機感を覚えて関係性が動き出すというシーンでもありました。
僕の中ではざまぁというより、この関係性が動き出すという意味で重要視していたシーンです。
この時三樹に振られる人物を誰にするか悩み、小松としました。
これはイジメをしていた関係もあるので、小松が一番堪えると考えたからです。
ですがウェブでは全体の流れより、その時その時に評価を下される傾向が強いので、序盤で小松を退学させることができるのにしなかったというのが失速の原因となりました。
これに関しては難しいですね。ウェブだけなら小松を退学させて、他の誰かを37話で立てるほうがよかったのでしょうが、全体を通せば小松にしておくのがいいと僕は考えています。
元々スクールカーストは、文字数で言えば書籍複数巻分の量を想定して始めた作品でした。
37話から大きく動き始めて、ここからラブコメ色を強くする予定だったんですよね。
最初の掴みができれば、所々でラブコメ要素入れて土台を作れると考えていたんです。
これが失敗でした。
本当のプロットは、浅野と相坂が優也にアプローチするのを三樹がドギマギしていたり、時には邪魔してしまったり、三樹もさり気なくアプローチしてみたり、というラブコメがプロットだったんです(笑)
1冊分の文量に変更したのですが、これによってちょっと無理が出た部分もあります。
その最たる部分が46話の相坂 莉夏です。
だいぶ更新が止まってしまいました。
そのせつはお待たせしてごめんなさいです(笑)
相坂の性格からいって、優也に気持ちを伝えることがこのタイミングでは難しかったです。
ようは完結への畳み方ということになるのですが、相坂が告白するには時間が足りない。
最初は相坂も気持ちを伝える方向で書いていたんですけど、何度書いてもしっくりこないという状況でした。
本当はゆっくり時間をかけて関係をラブコメでやっていきたかったというのがあったので、しょうがない部分だったんでしょうね。
その結果、思い切って三樹の背中を押すような方向に変更したという感じです。
オンライン小説部は本編で触れていますが、三樹が優也のために作った部活です。
これは間違いないんですけど、この設定を使い切れなかったのも若干心残りではあります。
ちょっとだけ使っている部分ありますが、優也が書くラブコメを読んで、ヒロインがそれを実行するようなシーンだとか、小説を書くっていう部分とかも書いてみたいなぁとか思っていました。
とはいえ、スクールカーストはいろいろと学ぶことが多い作品となりました。
ラブコメジャンルなんて書けるだろうか? と思っていましたが、まったく書けないわけではないみたいです。
それなりに? は書けるのかもしれないですね。
ラブコメ2作目のモデルに迫られるは、けっこう読まれていましたし。
最後に、随分と時間がかかったり、作者的には学ぶ部分が多い作品ではありましたが、楽しんでもらえていたらうれしく思います。
三樹の一途さだけは伝わっていればいいなぁと思います。
スクールカースト、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
最後まで読める内容であったなら、評価を検討していただけたらうれしいです。
ではでは。
追記
一年ぶりに読み返して、ちょっと追記しておこうかなと思いました。
というのもですね、このあとがきを読んで励ましの言葉をけっこういただいているので。
このあとがき自体、僕は嘘を書いてはいません。
ただ今日読み返して、当時は気づけなかった部分というものがありました。
あまり細かくは書きませんが、一つ例を挙げるなら少し雰囲気を変えたほうがよかった部分とかあると感じました。
それだけで同じ物語であったとしても、読者さんは読みやすくなったんじゃないかな? と思っています。
ただこれを書いた当時は、これが精一杯であったのも事実です。
まぁ端的に言えば、実力がなかったということですね。
今はあるのか? ってことになりますが、少なくとも当時の僕よりはあると感じます。
そういう意味では、確かにこの作品も僕の糧になっています。
一年ぶりに読み返しましたが、僕は面白いと思いました。
ホントに!
他の作品も頑張ります。
ではでは
イジメられてスクールカースト最下位だった俺に、前に付き合っていた元カノが現れた 粋(スイ) @suikaku
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます