君は笑う、僕を取り残したままで

無感情な僕、睦国はクラスの皆から嫌われている異常者、皆森明美とつるんでいた。皆森のいじめっ子を成敗した事をきっかけに、皆森の暴力性は増し、二人は通り魔として犯行を重ねるようになる。そして二人は実際に人を殺してしまい、警察に終れることになるのだった。

ーーー蝉の声が鳴りやまない。頭の外からも、中からも、ずっと蝉の声が鳴いて響いて僕を内側から壊していく。もういない筈なのに。蝉は居ない筈なのにーーー

16の時に書いた話です
この話が好きだったら牛の鳴く頃にも気に入ると思うのでどうぞ～