脳漿剥き出しボーイ〜礼門荘司の怪異事件録

──生きている人間の脳漿の色とは、一体どんなものなのだろう。
大学生、礼門荘司(れいもんそうじ)は自身が趣味で書いている怪奇小説にリアリティがないと常日頃から感じていた。

自身の作品の向き合い方と、生き方を模索する、そんな日常のさなか、街に奇妙な異変が溢れ出す。

後輩の友人の失踪──
顔のない女──
そして極めつけは、
公園の真ん中でワンカップ片手に大の字で寝ている巨乳の女──

彼の前にリアリティのない現実が突きつけられたとき、彼の物語は非日常へと進んでいく。

怪奇ミステリー。
R15規制。
下ネタや残酷描写苦手な方は注意。