うつむいている顔に、希望の光を投げかけてくれる秀作ですぜ!

季節は巡り、また満開の桜が青空を背景に希望を高鳴らせてくれます。でも現実の世界は戦々恐々の毎日。目に見えぬ凶暴な敵に向かい、いまこそ私たちは団結することが求められています。今作は吹奏楽を通じて明日への希望を描かれています。来年のこのとき、桜は再び咲き誇るでしょう。歩いてきた道を振り返り、互いに笑顔で桜を見上げたい。だから今できること、しなければならないことを歯をくいしばりやる必要があります。音楽はどんなときだって、私たちに歩いていく勇気を音符にのせて後押ししてくれるでしょう。今作の行間からあふれるメロディは、あらためて心を奮い立たせてくれます。すべてのかたに、お薦めです。

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