概要
変えたかったのは、故郷か、僕自身か―
地方選挙の実情を描いた小説です。人や町、そして政治を変えるには、どうしたらいいんだろう。
まずは、自分が変わることかもしれない。ちょっとした行動から、きっと未来は動き出していくはず…。
まずは、自分が変わることかもしれない。ちょっとした行動から、きっと未来は動き出していくはず…。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!田舎の政治状況をリアルに描く。
田舎の政治は常にグレーゾーンの噂がついて回る。その現況が、この作品の題名とリンクしていた。
主人公は東京で夢にしがみつく様に、生きていた。夢は小説家。
しかし父親から帰京し、選挙に出てみないかと打診を受ける。初めは拒絶していた主人公だったが、自分の力で故郷に何かできるのではないかと考え、立候補を決意する。しかし、地盤も看板も鞄も失っていき、当てにしていた級友たちのほとんどが、県外に出ていってしまっていた。そして、再会した友人も、別のっ候補者を応援することにしたという。
田舎の農村意識が色濃く残る地では、出る杭が打たれるのは当然のことだ。ままならないながらも演説してみても、未来よりも今…続きを読む