概要
双剣に宿る殺意は水瓶で昇華する…
現地調査に出かけた先で大雨に見舞われたR大学土木工学科大学院生の居石要(すえいしかなめ)と堀田学(ほりたまなぶ)は群馬県にある軍持(ぐんじ)ダムのダム湖湖畔にある観光センター「あくえりあす」で雨宿りすることになる。同日そこにいた常連客に迎えられたが、雨脚が強く一泊することに。そして併設されている大浴場でお店の立ち退きを迫っていた地元の権力者がナイフで刺されて死んでいることが発見される。被害者の胸には過去に店から盗まれた黄金の双剣の一本が刺さっていた。また軍持ダムでも事件が発生した。ダム内部の監査廊(かんさろう)を点検中の管理事務所副所長も黄金のナイフで刺されていたのだ。同じ時間帯に点検業務にあたったメンバーを疑う調査課の刈谷雄二郎は独自に調査を開始するが。一組の双剣を操る犯人は誰なのか?
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