そのミントガムは、とても甘く、切なく――

とある泥棒が入った先は――小さな女の子ひとりしかいないお家でした。
泥棒と女の子は出会い、女の子は言いました――サンタさんでしょ、と。

そんな泥棒サンタさんのささやかなプレゼントが、ミントガムでした。
再会を約束し、泥棒は去ります。

そして泥棒は今度こそ、ささやかではないプレゼントを女の子に捧げようと、額に汗して働き、そして――

そのラストに、読む方もまた、甘く、そして切ない気分に浸らせてくれるものでしょう。

ぜひ、ご一読を。