かつてホテル・オーナーだった頃の経験を糧に成り上がっていく、俺の異世界マーケティングプロセス

俺の名前は鶴久千太郎（つるく・せんたろう）。
中学を卒業してから様々な職種を経験して、アラフォーになった今は格安を売り文句に全国へチェーン展開しているホテルグループに在籍して地方のホテルの管理運営いわゆる雇われオーナーとして業務を委託されている立場だ。
休みという休みはほぼない中で、働きづめの毎日を送り心身ともにボロボロになった俺は、コンビニのイートインで己の労働をねぎらい明日への活路のためと酒をカッ喰らい酔っぱらったまま実家同然のホテルに帰ろうとしたところ、ボケ老人の乗る暴走自動車にコンビニごと突撃され命を落とす。
だが、俺は生きていて目が覚めたら……異世界に来ちまってた！
ここじゃ元いた俺の世界の常識はまるで通じねえ。しかし、生きていくために汗水流して金を稼ぐことはまるで違わない。そして…続きを読む