概要
「ずっと二人とも独身だったら、一緒になって、茶飲み友達みたいな老後を」
【「第8回ネット小説大賞」一次選考通過作品】
これって恋心なのだろうか。いや違うと思う。
自問自答する男の、女友達に対する想い。
大学時代の友人関係は、卒業と共に、少しずつ変わっていく。
(カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」「ステキブンゲイ」「ノベリズム」でも掲載しています)
これって恋心なのだろうか。いや違うと思う。
自問自答する男の、女友達に対する想い。
大学時代の友人関係は、卒業と共に、少しずつ変わっていく。
(カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」「ステキブンゲイ」「ノベリズム」でも掲載しています)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!貴重な距離感は、まさに夫婦以上。二人の関係はこれはこれで本物だ!
~作中文章~
「ねえ、菅野くん。あそこのお店、ちょっと寄ってみてもいいかしら?」
いつもの口調で、次の目的地を指し示す透子さん。
この物語の凄いところは、友達以上恋人未満の距離感とは思えない距離感である意味、日常に溶け込ませる距離感で描かれているところです。
例えるなら、家の中に机があるのが当たり前。
寝具があるのが当たり前。
そんなあるのが当たり前という距離感でありながら、読者にどこか「くっついてほしい」という感情を呼び起こす作品になっています。
これは個人的な感想ですが、透子さんも菅野君もやっぱり一歩踏み出していれば、また違ったのかもしれないけれど、やはりこの距離感だからこそ、互い…続きを読む