巧妙な叙述トリック、意想外の展開……どこをとっても大賞の名に恥じない作品でした。
きょうじゅなのだ ペンネーム神笠京樹。 またの名は偽教授。 主に自主企画「偽教授杯」を主催している人。 年一ペースで「偽物川小説大賞」というのもやってます。…
しょっぱなからやべーメンヘラ女出てきたぞ…なになにメンヘラの話?こわ…共依存…クソビッチメンヘラさんやん…と思って読み進めていたらちゃんとメリーポピンズも回収してマジカルも回収してました。佐嶋遊が…続きを読む
話の筋だけを追えば、上質なサイコサスペンスで、二転三転する関係性の逆転が何の違和感もなく、純粋な驚きと幸福な読書体験をもたらす種類の作品でした。そして、その核にいる佐嶋遊というヒロインの異常性、異常…続きを読む
佐嶋遊というある種ファム・ファタール〝のような何か〟と、それにまつわる人々のお話。面白かったです。特に中盤から終盤にかけての迫力がとてつもなくて、読み進めば読み進むほどに盛り上がりました。話のモ…続きを読む
文章力が尋常ならず高いです。それだけでなく、人生の荒波にもがく中でちらりと一瞬目に入るせびれや尾ひれのような一片の真理たちが、なんともいえぬ後味と厚みを物語にもたらしています。最後、種明かし的に語り…続きを読む
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