概要
伝言板のメッセージなんて月の歌みたいなものなんだ
夢村月海と書いてゆめむらつぐみと読む、まるで芸能人のような名前以外は、内気で友達も少なく特徴がないあたし。喩えるなら物語の主人公になれない、脇役の月。そのあたしを主人公にして、舞台の脚本を書きたいと雪乃さんから持ち掛けられた。雪乃さんとは6年前、駅の伝言板を通じて知り合うという、変わった出会い方をしている。その話を舞台にしたいのだというのだけど……。
今や絶滅危惧種になった駅の伝言板を題材にした、少しふしぎな物語。
今や絶滅危惧種になった駅の伝言板を題材にした、少しふしぎな物語。
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