イリス=オリヴィエ戦記の投稿を終えて

 ここまで本作を読んでくださった読者様、本当に、ありがとうございます。

 人気作品に比べれば圧倒的に地味な作品である本作ですが、それでも、これだけたくさんの方に読んでいただくことができて、熊吉はとても嬉しく思っています。


 イリス=オリヴィエ戦記は、元々、熊吉が「自分に書けて、他の人に書けないものは何か」を考えていくうちに、構想が出来上がったものでした。


 熊吉は元々戦略シミュレーションなどが好きで、そういった戦略面を考えるのが好きというのと、ミリタリーの面白いと思う部分を取り入れて作品を作れば、それは熊吉にしか書けない作品になるのではないかと思い、本作を書き始めました。


 ミリタリー系の詳しいお話を作品の中に盛り込んだため、その点がくどい、分かりにくいといった欠点も読者様からご指摘をいただいており、その点は反省しておりますが、こういった作品を好きと言ってくださる読者様もいらっしゃり、そういった読者様からの応援をいただけたことで、熊吉はここまで本作を書き進めてくることができました。


 作品を書き進めていく中で熊吉の間違いをご指摘してくださった読者様や、もっとこうした方が良いのではないかとご意見を寄せて下さった読者様、熊吉の作品に評価、フォロー、ブックマークをして下さった読者様、そして、本作に興味を持ってくださった読者様たちには、本当に、どう言い表していいか分からないくらい感謝しています。


 また、中でも、作中に登場するベルランを模型として作成してくださった紫電改丙様に、改めてお礼を申し上げさせていただきます。

 ここまでのことをしていただけるとは想像もしていなかったことで、その上、作中の細かい設定まで形にして下さって、とてもありがたく、感激いたしました。


 エピローグでは、本編で書ききれなかったことと、そして、主人公たちの今後について書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

 物語の終わりとして、少しでもスッキリしていただけていると、嬉しく思います。


 熊吉の今後についてですが、本作は、ミリタリー系の熊吉が面白いと思う話を読者様にご紹介したいという思いもあり、なるべく本格的なミリタリー話を交えたものとしましたが、すでに投稿を開始している新作では、ライトノベルらしい物語に仕上げていきたいと思っています。


 ここまでを振り返って思ったのですが、どうにも、話しが重いな、と。

 読みやすくなる様に文章を区切ってみたり、フリガナを振ってみたり、他の投稿者様のやり方なども参考にしながらやらせていただいたのですが、作中には専門的な内容もリアリティを出すためと熊吉の趣味で盛り込まれており、できるだけわかりやすくご紹介できる様に努めさせていただいたのですが、そういう部分抜きで物語を楽しみたい、そういう読者様もたくさんいらっしゃる様でした。


 ライトノベルですから、やっぱり、軽くないといけないんじゃないかと、そういう風に思ったんです。


 もちろん、作品として世に出す以上は、熊吉に出来る限り、読者様に楽しんでいただけるような作品としたいと思っています。

 トンでも設定でぶちかますだけかましておいて話を収めずにおくとか、奇抜さだけに全振りした様なぐちゃぐちゃなストーリーとか、そういうことにはならないよう、頑張らせていただきます。


 やはりタイトルは大事で、どうにも、タイトルだけで物語の内容、アピールしたい点がハッキリしている作品の方が人気となっている傾向がある様に感じましたので、そういった作品を参考に考えさせていただきました。


 多分、がっつりミリタリー系の話を読みたいという、本作イリス=オリヴィエ戦記を好きになってくださった読者様の内でかなりの割合を占めているだろう方々にとっては、ちょっと残念に思われてしまうかもと、そういう心配は熊吉もしているのですが、いろいろ試してみようと、そういう風に考えています。


 カクヨム様の方で開催されているコンテストに応募するため(応募要項に10万文字以上という条件があるので)、当面の間は1日2話以上のペースで投稿させていただきます。

 熊吉なりにいろいろと考えてはいるのですが、しばらく迷走してしまうかもしれないので、その点、ご容赦いただけますとありがたいです。


 ただ、熊吉はやっぱりミリオタなので、そのうち、耐えきれなくなってミリタリー系の作品をまた書いちゃうかもしれません。


 だって、本作では空軍について書きましたが、陸軍や海軍については、ほとんど書けていないのですから。


 特に、海軍。

 船ですよ、船!


 熊吉は提督の決断シリーズからミリオタになった人間ですから、飛行機も好きですが、軍艦も大好きなんです。

 本当は本作でも、王国の艦隊と帝国の艦隊の戦いを、戦艦対戦艦の砲撃戦の様子を詳細に書きたかったのですが、話しの流れ的に詰め込むのは無理だと諦めたという経緯があります。


 空母戦なんかも、イイですよね! 索敵情報から敵の意図を読み合う頭脳戦とか、見張り員が「敵機直上! 急降下! 」と叫ぶシーンとか、やってみたいです、ええ。

 群がる敵機の攻撃をかいくぐりながらの対空戦闘とかも、めっちゃ書いてみたいです。


 それに、本作では、熊吉の知識や好みによって、プロペラ機しか出てきていません。

 作中の戦争から数年後にはジェットが当たり前の時代となり、ミサイルが飛び交う時代もすぐにやってきます。

 そういう時代の空中戦も、書いてみたいな、と。


 熊吉はジェット機についてはそれほど詳しくありませんし、レーダーとかFCSとかが難しいのでまた勉強しながらになるので大変そうなのですが、いつかは書いてみたいです。

 できればこれをお仕事にしたいんですが……。


 今後も、熊吉なりに読者様に楽しんでいただける様に頑張らせていただきますので、もしよろしければ、これからも熊吉をよろしくお願いいたします。


 ここまで読んでくださった読者様、本当にありがとうございました!

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イリス=オリヴィエ戦記 ~その日、少年は空と出会った~(完結) 熊吉(モノカキグマ) @whbtcats

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