どうしても男女の物語となると、恋愛に絡めるものが多いけど、こういう関係性がさらりと、しかし、微妙な変化を伴いつつ進んでいく物語は、読んでいて、心地よいものを感じさせられます。
1969年岡山県生。 1975年より1988年3月まで、岡山市内の養護施設(現在の児童養護施設)にて過ごす。 1980年 岡山大学祭で鉄道研究会に「スカウト?…
最低限の事柄しか書かれていないことが、そこから放散するイマジネーションを刺激しつつ、テンポの良い文章を実現している。自転車、風、夕日、蚊取り線香などの道具立ても良い。
「幼い恋」それだけだったのが、いつのまにか本当の恋に変わっていた。だけれど、結ばれない時もあるのが恋愛の残酷な所で、胸に仕舞い込んでいた思春期の時代を少し思いださせる、少し、切なくて、甘く響く物…続きを読む
切ないラブソングのミュージックビデオを観ているような、そんな気分にさせられる作品です。誰にでも良くある経験なのですが、それを詩的に纏める心情描写が素晴らしく、とても心に沁みました。あの頃のほ…続きを読む
「あのひと」を追いかけ続けていた「僕」。月日は流れていき、成長した僕はやがて、あることに気付く……とある思いが辿り着いた結末の、切ないお話です。
もっと見る