ディタとカシスの姉妹をとても応援したくなります!

三十歳OLだった楠木絢さんが、異世界の少女ディタ(十歳)になってしまい、しかも娼館に売られてしまうというハードストーリー。見た目は十歳ですが、三十歳OLだった頃の記憶はあるので、娼館でバリバリ活躍します。ちなみにこの世界ではディタの黒髪の需要はなく、娼婦ではなく裏方として活躍。その能力に娼館の女主人ミモザは只々驚き。ミモザ好きです。ディタの姉カシスはとても妹想いで、二人で生き残る!という姉妹の絆が素晴らしい。使いものにならなかったら死、というシビアな世界なのです。とても読みやすく面白い作品に出会えました。