宵待蟹岬毒草園

《カクヨム版のためのあとがき》＋追記。

　『宵待蟹岬（よいまちがにざき）毒草園』をお読みくださった方々、ありがとうございます。先に完結している他の長編で、こうしてご挨拶すると、小説本文のPVが増えないのに、あとがきのページだけ妙にアクセスされるという現象は既に経験済なので、もう嘆きません（笑）。あとがきを読めばどんな話か把握できるからそれでいいや、ということなのでしょうかね。いや、ここで概要に触れる気は毛頭ありませんよ、残念でした。もっとも、そういう人を本好き・小説好きとは呼ばないと思いますが、まあ、いいです。

　閑話休題。

　本作はとっくの昔に完成し、別の小説投稿サイト等で公開していましたが、退会したのでお蔵入りになっていたものでした。数年ぶりに原稿データを引っ張り出したのは、これをベースに戯曲を書けないだろうかと、不意に思い立ったからです。セルフ二次創作といった感覚で。

　ところが、自作の加工だから簡単だと考えたのが甘かった。結構難しく、手こずっています。その間に、他に書きたいネタが湧いてきたり、自主企画参加用に掌短編を書き下ろしたり……で、現在に至っています。

　当初は戯曲が出来上がったら、その発表と共に本連載を終了させる目論見でしたが、まるで無理だと気づいたので、同時フィニッシュは諦めました。

　途中、発表済部分を一気読みしてくださった方に申し訳なかったなぁ……と、頭を下げつつ、これにて〆ということで。

　尚、カクヨムには画像を貼れないので割愛した、元から存在するちょっとした仕掛け（？）を縦書き版で再現しております。無料でお読みいただけますので、興味をお持ちになられた方には是非、覗いていただきたいと存じます。

　　　　　　　　　https://romancer.voyager.co.jp/?p=129228&post_type=rmcposts

　ご清覧ありがとうございました。

　　　　　　　　◆ 初出：パブー（2012年１月）退会済

【追記】2022/06/22

　ここに書くのをすっかり忘れていましたが、

　上述の戯曲版は昨年無事、形になりました。

　但し、カクヨムでカクヨム外の宣伝をすると怒られるので、

　遠回しにリンクを貼るのが精一杯です。

　ご興味をお持ちになられましたら、覗いてみてください。

　https://booklog.jp/users/fukagawanatsumi/archives/1/B09JGMP23G