八百万の神とはよく言いますが、この物語ではガラス瓶が語り手。心の内ではお喋りなガラス瓶と、妖しく強力な魔女との信頼関係が垣間見える終盤はテンポもよく、ラストまで目が離せません( ੭˙꒳˙)੭
文章や比喩がとてもオシャレで、語り手の香水瓶のお嬢さん(多分)も愛らしさ感じるな~って思いました。実に色々とわかるラストまで読み終わった後も綺麗だな~という印象は消えませんでした。語り手もおばあさんも実に魅力的だなと感じます。毒も怪しげな魅力もある素敵な掌編。
自主企画『【第4回】三つのキーワードで小説を書いてみませんか【「海」、「毒」、「強欲」】』参加作品斬新な語り手から描かれていく物語がとても興味深く、あまり親しまれてはいない言葉で作られていても決して読みにくくも、嫌味でもない文体が、綺麗な短編でした。
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