クラゲ虫が湧く、十二月

作者 詩一@シーチ

先が気になって眠れない……

  • ★★★ Excellent!!!

――ネタバレ含みます。

結局、海苔は海苔のまま、彼に愛され続けるのでしょうか?

わたしには主人公にとって都合のいい形に美羽花がなってしまったように感じました。
異臭こそ放つものの、それまでのようになにも要求しない、大人しいだけの彼女。
彼が彼女とここまで来るまでの道程も、最初はフラれてキープくんだったものの、次第に彼女との性的関係に溺れていく……。

つまり彼女を選んだ理由に、職場のかわいい女の子など必要ないのです。
美羽花は彼を性的に誘うことで彼を繋ぎとめた、それだけのこと。
そして彼は彼女の「気分屋」なところに閉口していた。
それからの海苔の出現。

海苔は文句を言わないし、駄々もこねない。ただ臭い。しかも何故か主人公はその臭いを許容している。
変質してしまった彼女をより強く愛している。
彼にとって彼女の変質はむしろ喜ばしいことだったのかもしれません。
でなければ、最後の場面に至らないと。

美羽花は、彼の性欲のはけ口だったのでしょうか?

女性目線から立った時に、そう思わされてしまいました。
海苔になってまで、男に好きなように扱われるのは勘弁、というのが率直な感想です。

彼と彼女の今後が気になります。

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